一昨年の春より実施している「源蔵寺棚田」の再生、今年も新たな耕作放棄地を六ノ里地区内外からの協力を得て、開墾し蕎麦を栽培しました。
その1年の区切りとして、今年も地元の農産物の展示販売も併せ「六ノ里楽市」と銘打ち収穫祭を開催いたしました。
まずは、前日の準備の様子から。

今年も協賛いただいている、そば茶寮文福笠井さん(以下、文福笠井さん)のご好意で、会場として店前の個人のガレージと駐車場の一部を貸していただきました。
有志の方にお手伝いいただき、六ノ里集会所からテント、机、椅子を搬入。
明日に向けてテントを仮設置しました。

夜の間に強風が吹いて倒れても困りますから、テントは脚は立てない写真の状態にしておきます。

事前準備が終わる頃、山々には夕陽がさして始まった紅葉がさらに綺麗でした。
明日も今日同様に良い天気になりそうです!
本日お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。

明けて収穫祭当日の朝。
昨日に引き続き集まってくださった有志の方々と会場準備。
テントを立てて所定の位置に移動し、机、椅子を配置。
ガスコンロをボンベに接続して、ここまでは順調に準備完了。
ですが、ここで問題発生!
水道水を引いてきて茹でた蕎麦を締める流し台に繋げるのですが、ジョイントが合いません。
有志の方が使えそうなジョイントを家まで取りに行ってくださり、無事に繋げる事ができました。感謝です!!
時刻はそろそろ10時になり、お客様が集まって来られてます。
水道の件であたふたしましたが、何とか準備完了しました。

時刻になりましたので、「源蔵寺産幻蕎麦」を使用した蕎麦の試食販売の開始です。
ご注文いただいたお客様と蕎麦が出来上がる間、和気あいあいに話が盛り上がります。
なお、写真の右手に少し写ってますが、今年も六ノ里棚田米生産組合産さんから「六ノ里棚田米」、喫茶暖さんから「小魚の揚げ物」、桜里舎アグリさんから「さつまいも」の即売が、会場提供と蕎麦の実から製粉・蕎麦打ちいただいた文福笠井さんからは「わらび餅」の販売がありました。

蕎麦は注文をいただいてから、大鍋で茹で上げます。

茹で上がりましたら、すぐに水道水で締めます。

蕎麦を締めたら器に入れて、熱々の出し汁をかければ出来上がりです。

出来上がった「源蔵寺産幻蕎麦」を使用した蕎麦です。
ここ六ノ里の蕎麦に適した気候のお陰で昨年も美味しい蕎麦になりましたが、今年は収穫時期を文福笠井さんよりアドバイスいただき、今まで以上の味になりました。
そして、昨年までは「抜き実(殻を外した実)」にしたものを石臼で挽いてましたが、今年は「挽きぐるみ」と言って蕎麦に殻が付いたまま石臼で挽いてあるので、今まで以上に蕎麦の風味が強くなり、より一層味わいがありました。

今年は蕎麦の他に「蕎麦クレープ」も提供しました。

今回、味は餡子(写真)とネギ味噌としました。
もちろん「源蔵寺産幻蕎麦」の蕎麦粉を使用してますので、こちらも味わいが格別です。

今年もキッチンカーのKOAさんに来ていただけ、昨年同様に一緒に収穫祭を盛り上げてくださいました。

KOAさんでは通常5種類の「ちくわの磯部揚げ」を販売されていて、写真は「柚七味いそべ」です。
今回は通常メニューに加えて、特別に「蕎麦五平餅(蕎麦の抜き実が入ってます!)」が販売されましたが、人気の様でした。

賑わう会場の様子です。
地域の方同士、他より来場いただいた方と地域の方、様々な話の輪が出来ていて賑やかでした。

時刻は13時半となり、お客様の来場も途絶えて来ました。
蕎麦は昨年より販売数を増やしましたので、まだ少し残ってましたがキリが良いので終了としました。

最後に会場の片付けも有志の方々に手伝っていただき、短時間で終える事ができました。
今年の蕎麦も出来が良く、多くの方に美味しいと言っていただけました。
ご来場いただいた皆様。
お手伝いいただいた皆様。
ご協力いただいた文福笠井さん。
出店いただいたキッチンカーKOAさん、喫茶暖さん、六ノ里棚田米生産組合産、桜里舎アグリさん。
皆様のお陰で今年も無事に開催する事ができました。
誠にありがとうございました!
以上、「R7源蔵寺棚田再生」収穫祭(六ノ里楽市)の実施報告でした。
2023年より3年間続いた第1期は今年で終了いたしますが、来年からは第2期として「源蔵寺棚田の再生」は続きます。
第2期では「源蔵寺棚田の再生」も行いますが、今年までの蕎麦栽培から内容を変えて野菜を栽培して参加者で山分けを計画してます。
里山再生と野菜の栽培に興味を持っていただけた方、是非、ご参加・ご協力ください。
もちろん、蕎麦栽培も続けてまいりますので、そちらへのご協力も大歓迎です。
何卒、よろしくお願い致します。
興味を持たれてお手伝いいただける方は、メニューの「参加申込み」より記載の<注意事項>をご承諾の上ご連絡ください。
詳細を追ってご連絡させていただきます。
<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>