R6源蔵寺棚田再生 第2回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第2回目」を実施しました。
今回も良い天気で初夏を思わせる様な天気でしたが、無事に作業を行う事が出来ました。

今回の参加者は、町からご協力いただいた方が5名、「六ノ里」の方が3名、合計8名でした。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

当日の様子を紹介する前に、事前準備の様子も紹介しておきます。

先日、第2回目に向けて耕地の横に重機にて排水溝を掘っていただきました。

今週の木曜日に大雨が降りましたが、水が溜まる事もな無く乾いた状態でした。
これで水に弱い蕎麦の栽培を安心して行う事が出来ます。

それではここから、当日の様子を紹介してみたいと思います。

まずは六ノ里集会所に集合です。

来てくださった方々に今日の作業内容について簡単に説明し、時間になったので現地に向かいます。

現地到着し準備を終えたら、草刈り班はどんどん草を刈っていきます。

先々週の時点では、それほど草が伸びて無く『草刈り必要かな?』と思ってましたが、ここ最近で一気に伸びて来ました。

伸びた草を刈ると同時に、昨年までに枯れて積もった茅も起こして刈っていきます。

搬出班は刈った茅や雑草をアメリカンレーキで集め、耕地の外に運び出していきます。

そのまま耕して肥料にしてしまえれば良いのですが、この後の重機での抜根の際に邪魔になるので面倒ですが搬出するのです。

この後、1回目の休憩を取りました。

休憩後、引き続き作業を進めていきます。
この時点で、草刈りは奥に見える部分のみになってます。

搬出作業もどんどん進み、こんなに綺麗に片付いて来てます!

ここで2回目の休憩を取ります。

5月とはいえ気温が25度を越えていますので、熱中症対策が重要です!!

昨年同様、写真の木陰で十分な休憩とこまめな水分補給を行います。
この時期も木陰は涼しく、疲れた身体を癒してくれます。

休憩後に、引き続き刈った草の搬出を行い、ほとんど片付きました。

写真では分かりにくいのですが、緑の草の所が搬出した大量の雑草です。

草刈り班は昨年実施した所との境の斜面や、周辺部分の草刈りも行いました。

時間になりましたので、作業を終えて集合写真を撮ります。
参加・ご協力いただいた皆様、お疲れ様でした。

上の広場からの全景。

荒れた土地が、少しずつですが耕地らしくなって来てます。
次回迄に、残っている茅の株や雑木の撤去を重機にて行います。

以上、第2回目の実施報告でした。

次回は第3回目は6月22日に、抜根した茅や雑木の根の搬出と、土中に残る雑草の根の除去、周辺の草刈りを行なう予定です。
またこちらのサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、協力のご連絡をお待ちしてます!


<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

R6源蔵寺棚田再生 第1回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第1回目」を実施しました。
当日は良い天気で暑いくらいでしたが、無事に予定以上の作業を行う事が出来ました。

今回の参加者は、町からご協力いただいた方が5名、「六ノ里」の方が4名、合計9名でした。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

当日の様子を紹介する前に、事前準備の様子も紹介しておきます。

ここが今年実施する箇所ですが、昨年の箇所が全体に茅が生えていたのに対し、赤丸の部分は湿地状になってなのか茅が生えてません。
また、雨が降った後、赤丸部分を中心に水が溜まって残る事が多かったです。

水が出て来る理由を概念図にしてみました。

棚田再生を行なっている一番上に池として使っていた圃場が有ります。
今も用水から水が入ってますが排水出口が見当たらず、どうなっているのか調べてみますと、畦の一部が切ってあって来年実施箇所に落ちていました。

また来年実施箇所には排水口が無く、上図の様に溜まった水が畦をオーバーフローと地中を潜って今年実施箇所に出て来る様です。

今年の箇所は、1回目の後排水溝を掘りますが、来年の事や大雨の際を考えると、根本的に一番上から対策を行う必要が有ります。

一番良いのは池に入る水を止めて池じゃ無くする事ですが、誰が使われていたかを色々な方に聞いてみましたが分かりませんでした。
尚、聞いた方たち全てからは、『池に入る水を止めれば良い』と言われました。

意見を聞いて止めても良いのですが問題になると嫌なので、とりあえず入る水量を絞って、そして別ルートでの排水を設定しました。

来年実施箇所を考えると、完全に水が入らない様にする必要が有ります。
なので、今後も使用者の調査は続けます。

それでは、当日の様子を紹介してみたいと思います。

昨年同様、六ノ里集会所に集合です。

来てくださった方々に今年もお願いしますの挨拶と、今日の作業内容について簡単に説明し、時間になったので現地に向かいます。

現地に到着し、各自、作業に必要な物を運んで作業準備中。
今年もこの広場を作業ベースとして使います。

作業開始前に、ここ源蔵寺棚田の規模の一部を参加者の方々に見てもらいます。

写真の真ん中辺りの石垣の段が作業ベースで、その下にも石垣が有るのが見てもらえると思います。
この状況が牛道川のそばまで続いています。

それぞれが元棚田なのですが、大体どこも大きな木が生えていて、圃場に戻すのは難しそうです。
何とか活かしたいのですが、今はアイディアが浮かびません。

尚、この先の季節は茅が蔓延って見通しが悪くなりますので、この景色は今しか見れません。

さて現場に戻って、今日の作業内容と段取りを説明します。

1:草刈班
斜面部分の雑木を伐採し、その後、昨年生えて枯れた茅類の草刈りを行い、その後、時間が有れば、来年実施箇所の茅類の草刈りも行います。

2:搬出班
今年の作業場所に、昨年伐採した雑木の残渣が有りますので、斜面部分の草刈り作業が終わるまでの間それを撤去してもらい、その後引き続き、斜面分のも撤去してもらいます。

<草刈班の作業の様子>
草刈機にて、どんどん刈っていきます。

雑木類は小型電動チェーンソーで伐採し、下の圃場に落としていきます。
その後、草刈機で茅も刈っていきます。

<搬出班の作業の様子>
まず昨年、伐採して放置していた雑木の残渣を搬出していきます。

搬出先は、写真左手中の石垣のすぐ横で少し距離が有りますが、皆さん、黙々と運んでくださってます。

1時間ほど作業して、休憩に入ります。

まだ夏の様な暑さでは有りませんが、そこそこ暑く汗もかきますので、水分補給の休憩を取ります。

休憩前までに終わった現場の様子。

斜面の雑木、茅の処理は終わりました。
圃場の茅の株は刈ってしまうと重機で抜根する際に分かりにくいので、今回はこのまま。

ピンクに見えるのは、この先重機で抜根する際の目印のテープ。
雑木の根元部分に巻いてあります。

では、休憩後、作業を続けます。

斜面から圃場に落とした雑木は、その場である程度細かくし、茅と共に搬出されます。

搬出の様子の写真。
機械が使えないので全て人力です。
皆さん頑張ってくださいますので、どんどん片付いていきます。

地元のお父さんの提案で、道沿いの荒れた桑畑の木の伐採も行う事に。
伐採にあたって、どう切れば具合が良いかと手順を確認中。

先日、この方を通して地権者に伐採許可をいただいてました。
他の作業の人手が足りてましたので、急遽、伐採して頂ける事になりました。

小一時間程で、全て伐採終了。

後は、薪に使える部分と廃棄する枝先に分別して片付けるのですが、これに関しては後日、少しづつ行う予定です。

草刈班は予定箇所が終了してましたので、来年実施箇所を行う事に。

枯れた茅類は、草刈機で刈っておきます。
雑木は分かりやすい様に高めに伐採し、ある程度に切って畦に上げておきました。

斜面部分も少し刈ります。

『来年の所だから、来年すれば良いのでは?』と思いますが、茅や雑木がそのままだと、せっかく開墾して蕎麦を育てているのが道から見えにくいのです。

今日は途中までですが、この理由で、時間を見て続けるつもりです。

作業を終えての記念撮影。(撮影者は私です。)

昨年から引き続きの方が主体ですが、皆さん手慣れておられ、最強のメンバーです。
皆さん、ご協力ありがとうございました!

昼食後は希望者の方と六ノ里散策の予定でしたが、この日、六ノ里内に有る光雲寺で花祭りが開催されていると聞き、急遽、その見学に変更しました。

六ノ里を紹介する目的での散策ですので、いつもの自然の紹介では無く、六ノ里住民との触れ合いや文化を伝えるにも良い機会だったと思います。

以上が第1回目の実施報告です。

次回は第2回目は5月18日に、草刈りと竹伐採とそれらの搬出を行なう予定です。
またこちらのサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、協力のご連絡をお待ちしてます!


<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

R5年度 源蔵寺棚田再生 収穫祭開催

今年の春より、六ノ里地区内外からの協力を得て、耕作放棄地を開墾し蕎麦を栽培しました。
1年の区切りとして、地元の農産物や生産物の展示販売も併せ「六ノ里楽市」と銘打ち収穫祭を開催いたしました。

源蔵寺棚田の再生 収穫祭 「六ノ里楽市」の会場の様子。

開始時間の少し前ですが、今年参加いただいた方、地元の興味を持っていただいた方が来られてます。

今回の会場として、協賛もいただいている「そば茶寮 文福笠井」(以後「文福笠井」)のご好意で、店前の個人のガレージと駐車場の一部を貸していただけました。

駐車場部分には「六ノ里自治会」より貸していただいたイベントテントを設置し、食べる場所と六ノ里の農産物・生産物の展示スペースとしました。

ガレージの方は、主に蕎麦に関するスペースとレジです。

ちなみに、今回提供する源蔵寺棚田の再生で採れた蕎麦ですが、各地から玄蕎麦(殻付きの蕎麦の実)を仕入れている、言わば良い蕎麦の目利きが出来る「文福笠井」さんから『一級品だ』とお墨付きをいただいてます。
実際、食べてみると凄く甘味が強く、味が濃い出来栄えです。

ですから、その素晴らしさを多くの方に味わっていただきたいのですが、なにぶん、まだまだ再生した面積が狭く、結果、収穫量も少ない為に数量限定となりましたので、なかなか手に入らない「まぼろし」の蕎麦と言う意味でネーミングを「幻蕎麦」としました。

蕎麦を食べに来ていただけた人が必ず来るレジには、源蔵寺棚田の再生についての説明パネルも掲示しました。

このパネル(A1サイズ)には、活動を始めた経緯と今年の活動の様子について、多くの方の目に止まる様に、写真とコメントで分かりやすく表してます。

収穫祭後は「文福笠井」さんの店内に掲示していただく事となっており、来店したお客様にも参加・協力をアピール出来るものと考えています。

レジの横は、蕎麦の調理スペースです。

左の鍋で茹で、左横のシンクで締めて、右の鍋でつゆを湯煎(中央の小振りな鍋)で温め、蕎麦を温めます。

レジの右は、蕎麦打ち体験スペースです。

写真手前のテーブルで指導者が手本を示し、向かい側のテーブルで体験者が打ちます。

食べていただくテーブル横に、地元の農産物や生産物を展示販売のスペース。

展示販売の内容は桜里舎アグリのさつまいも、しらおシマダファームの野菜セット、六ノ里のお母さん達製作のもち花、六の里棚田米生産組合の棚田米、桜里の木工旋盤製品。

開始時間後の来場者が来られている様子は、諸事情により撮影出来ていません。
ここからは蕎麦打ち体験の様子を紹介します。

蕎麦打ちの工程は大まかに言って、「1;捏ねる(こねる)」→「2;延す(のす)」→「3;切る」の3ステップです。
今回はステップ毎に、指導者が実際にやりながら説明し、体験者が真似て行う形で行いました。

写真は、「1;捏ねる」を指導者が行なっている様子です。

指導者の手本を見て、体験者が「1;捏ねる」を行う様子です。

次に、指導者の手本を見て、体験者が「2;延す」を行う様子です。

最後に、指導者の手本を見て、体験者が「3;切る」を行う様子です。

もちろん、指導者は体験者が行う様子を確認し、体験者がちゃんと蕎麦を打ち上げられる手助けも行いました。

収穫祭の実施結果は、開催した時期が、紅葉も終わり気候も寒くなっていたのと、他のイベントが重なったのも有って、残念ながら来場者数は少なかったのですが、来ていただいた方には美味い蕎麦を堪能していただけたと思います。

また棚田再生に参加いただいた、特に、町からの方々には自分達が活動し、苦労して手に入れた収穫の喜びを、美味い一級品の蕎麦と言う形で味わって頂けました。

収穫祭の翌日は、今年実施した耕地を、来年の蕎麦栽培に向けて秋耕起しました。

参加いただいた皆様の協力で、この活動前の写真と比べて、耕作放棄地では無く立派な耕地となりました。

これからも、源蔵寺棚田の再生は続きます!
来年は今年実施した場所の上の段を行い、今年の2倍の面積で蕎麦を栽培します。

興味を持っていただいた方は、ぜひ、ご参加・ご協力ください。
皆様のご協力をお待ちしております。
何卒、よろしくお願い致します。

興味を持たれてお手伝いいただける方は、メニューの「参加申込み」より記載の<注意事項>をご承諾の上ご連絡ください。
詳細を追ってご連絡させていただきます。

<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

蕎麦の実の選別

先日の記事で「第7回目」の様子を紹介しましたが、その後、唐箕を使って蕎麦の実の選別を行いましたので、紹介いたします。

唐箕とはハンドルを回すと内部の大きな羽根が回転し、風を起こして風選(風を送って重さで分別)する機械です。

基本は写真の箕を置いてある所に風選された蕎麦の実が落ちて来るのですが、風で飛ばすので排気口から屑に良い実が混ざって出て来る可能性が有ります。

ですので、後で回収出来る様に、作業前に大きめのブルー・シートを敷いて行います。

作業の最初は写真の唐箕上部のホッパー部に脱穀した物を入れます。

「源蔵寺棚田の再生」第7回目当日、大きなゴミは取ったのですが、まだまだゴミが入ってます。

ハンドルを回して風を起こしてから、ホッパー下部の開口調節レバーを開けると・・・。

手前側の出口から、一番良い実が出てきます。

反対側の出口からは二番目に良い実が出て来るのですが、こちらには、まだまだゴミが混ざってますので、これはもう一度ホッパーに入れて風選します。

排気口からは、写真の様に大量のゴミが出て来て、軽い物は排気口から遠くに、重めの物は近くに落ちます。

このゴミを良く見ると、予想した通り蕎麦の実が混ざってます!
と言うのは、ハンドルを回す速度で風の力が変わるのですが、回す速度が速いとそこそこ良い実も排出されてしまうと言う訳です。

蕎麦の実が多く混じっている排気口に近い所のを、もう一度ホッパーに入れて風選し直します。

何回か風選を重ねた物がこれで、今年の収穫量は17.5kgでした。

通常「ばら蒔き」で作った場合『10アールで65kg』だそうです。
今年作った耕地の広さは換算すると『5アールで約32kg』は採れる計算にはなりますが、私たちは「スジ撒き」ですので、まぁ、こんなものでしょうか。

なお、この中には小さな石や土の粒が混ざってますので、篩(ふるい)と目視にて取れるだけ取り除きました。
ですが、まだ多少は石が混ざっている可能性が有ります。
ですので、専用の機械を持つ所に依頼して石抜きと言う工程を行う予定です。

いよいよ『六ノ里産の蕎麦』が、現実味を帯びてまいりました!
11月26日に「源蔵寺棚田の再生 収穫祭」を「六ノ里楽市」と銘打って行います。

詳細につきましては、改めてご案内させていただきます。

源蔵寺棚田再生 第7回目 実施結果

当初の実施予定日の前日に雨が降りましたので、予備日の本日10月29日(日)に本年度最後の「源蔵寺棚田の再生 第7回目」を実施しました。

今回は、町からご協力いただいた方が3名、「六ノ里」の方が4名の合計7名の方に参加いただけました。

流石に10月も終わりとなり、非常に快適に作業を行えました。

それでは、当日の様子をご紹介いたします。

いつもの様に六ノ里集会所に集合。
本日の作業内容について説明を行い、その後、現地に移動しました。

前回、島立てして乾燥させていましたが、あれから約2週間、良い感じに乾いてます。

少し残念なのは、島立てのてっぺん部分が鳩に多少食べられたみたいです。
これは来年度は、何かしらの対策が必要です。

蕎麦の実の脱穀には、この足踏み脱穀機を使います。

六ノ里の方が昔使われてて、使わなくなってから倉庫に保管していた物をお借りしました。
長年仕舞ったままでしたので、事前準備として破損箇所の修理と、湿気で錆びていましたので錆を落として塗装し、作動各部に給油を行いました。

現地移動後、作業スペースにブルー・シートを広げ、足踏み脱穀機を設置。
島立てしていた蕎麦の束を、実が落ちない様に(蕎麦の実は熟すと簡単に落ちるので)ブルー・シートで包んで運んで、脱穀していきます。

脱穀の済んだ蕎麦の束には、まだ多少蕎麦の実がついてますので、これは手作業で取っていきます。

あと少しで脱穀は終わりです。
そばには脱穀を終えた蕎麦の束が山になっていきます。

脱穀した実には、蕎麦の茎や葉がいっぱい混ざってますので、篩(ふるい)や手作業である程度取り除きます。

ところが、この混ざった物が予想していたより大量で、作業終了の12時になりましたが完了出来ませんでした。

なので、ここで一応終了として、

参加いただいた皆さんと記念撮影を行いました。
(写真撮影者と、用事で帰られた方の2名が入ってません。)

残った作業は、記念撮影後に有志の方と作業を行い完了させました。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

以上で、今年の源蔵寺棚田の再生は終了いたしました。

本日脱穀した物には蕎麦の実に加え、茎や葉が混ざっていますので、この唐箕で選別しますが、これにつきましては主催者の方で行います。

皆さんと頑張って育て採れた蕎麦の実は、収穫祭として味わう予定です。
この後、唐箕による選別、磨き、製粉を行いますので、収穫祭は11月26日になると思います。
日時等の詳細につきましては、こちらで、またご案内いたします。

来年度も引き続き源蔵寺棚田の再生を行います。
来年は、今年実施した耕地の上の段の開墾を行い、そこで蕎麦作りを行います。

興味を持たれた方は、この六ノ里地域づくり協議会 景観整備部のサイトからご連絡ください。
是非とも皆様のご協力をお願いいたします。
皆様からのご連絡をお待ちしております。

源蔵寺棚田再生 第6回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第6回目」を実施しました。

10月も半ばとなり、すっかり過ごしやすくなりましたが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

種蒔きから77日、蕎麦の実の黒化具合も良い具合でした。

今回は、町からご協力いただいた方が3名、「六ノ里」の方が2名の合計5名の方に参加いただけました。

それでは、当日の様子をご紹介いたします。

いつもの様に六ノ里集会所に集合。
挨拶と本日の作業内容について説明を行い、時間になりましたので現地に移動しました。

本日の作業は蕎麦の刈取りと島立てです。

まず「ふるさと指導員」より作業方法を実際にやって説明します。

それぞれ分かれて、蕎麦を刈取り、適量を縛って束にしていきます。

手で刈りますので時間が掛かるかと思いましたが、皆さんテキパキ進めてくださって助かりました。

全て刈り終わりましたら、島立てを行います。

島立てというのは、この写真の様に先に刈った蕎麦の束4、5本を足元を広げて上で縛ります。

こうして2週間ほど乾かしてやります。
またこうしてやると、まだ黒化していない蕎麦の実も黒化してくれます。

島立て以外に、稲作で行うハサ掛けで乾燥させる方法も有ります。
別の場所でテストで蒔いた物はハサ掛けしてみましたが、乾燥時に「蕎麦の実」が落下しますので下にブルーシートを敷いてます。

ここでは面積が広いのでブルーシートを敷くのは現実的では無いので、島立てと言う訳です。

12時少し過ぎましたが、刈り取った全ての蕎麦の束の島立てが終了しました。

作業後には参加いただいた皆さんと記念撮影。
(写真撮影者1名が入ってません。)
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

黒化した蕎麦の実を、少しだけ採ってみました。

左が撒いた蕎麦の実で、右が今回採れた蕎麦の実です。
まだ乾燥させていませんので、多少、小さくなるかもしれませんが、ほんの少しですが大きいです。

次回、第7回目は10月28日を予定しています。
作業内容は、足踏み脱穀機での蕎麦の実の脱穀と、唐箕による選別です。

また、こちらで案内させていただきますので、是非ともご協力をお願いいたします!

源蔵寺棚田再生 第5回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第5回目」を実施しました。

9月も半ばとはいえ、まだまだ日中は暑かったですが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

今回は、町からご協力いただいた方が6名、「六ノ里」の方が2名の合計8名の方に参加いただけました。

それでは、当日の様子を紹介する前に、まずは前回以降の経緯からご紹介いたします。

<8月25日:種蒔き27日目>

花が咲き始めました。

<9月3日:種蒔き36日目>

背が高くなりつつ、花も増えて来てます。

中には、もう実を付け始めているのも有ります!(赤い矢印)

<9月12日:種蒔き45日目>

花の数がどんどん増えて来てます。

<9月15日:事前準備>

作業時に参加者の車を停めさせていただく広場の草刈り。

ありがたい事に、手前の茶色い部分はどなたかが刈ってくださってました。
なので、奥の緑に見える部分の草刈りを行いました。

蕎麦畑に向かう道の部分も、多分、広場と同じ方だと思いますが刈ってくださってましたので、その続きの遊歩道部分と休憩の際に使う広場の草刈りを行いました。

<9月16日:第5回目当日 種蒔き49日目>

ここからが第5回目の当日の様子です。

いつもの様に六ノ里集会所に集合し、挨拶と本日の作業内容について説明を行いました。
その後、時間になりましたので現地に移動しました。

作業を開始する前に、全員で蕎麦の育ち具合を確認します。

一通り見て回ったら、作業開始です。
今回も、草取り班と草刈り班に別れて作業しました。

草取り班の様子。

蕎麦は雑草が生えるのを抑制する効果が有ると聞いてましたが、そのせいなのか、畝と畝の間には殆ど雑草が生えてません!

ですので、鹿除け網周辺と排水路周りの草取りを行いました。

草刈り班の様子。
耕地に面した斜面の草刈りを行い、

前回に引き続き、次年度実施場所の草刈りも行いました。

今年の実施箇所の茅の撤去に向けての草刈りは1人で行いましたが、次年度の実施面積は約2倍になりますので、今年の内に出来るだけやっておきたいのです。

休憩後、蕎麦畑横の遊歩道の下の草刈りも行いました。

鹿除け網が有るので獣害は有りませんが、獣害除けの緩衝地帯として行いました。

作業の終わった、次年度実施場所の様子。

以前に比べて「蕎麦畑」だけでなく、すっきりして来たと思います。

参加いただいた皆さんのおかげで、30分ほど早く終わりましたので、遊歩道の紹介として牛道川の橋まで歩いてみました。

作業後には参加いただいた皆さんと記念撮影。
(写真撮影者1名が入ってません。)
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

別の場所でテストで蒔いた所は、もう実が黒くなっています。
なので、ここも10月の頭には蕎麦の黒い実がいっぱい付くと思えます。

蕎麦は種蒔き後、70日〜80日で刈り取り時期になると言われてますので、次回、第6回目は10月7日(種蒔き:70日目)を予定しています。

また、こちらで案内させていただきますので、是非ともご協力をお願いいたします!

源蔵寺棚田再生 第4回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第4回目」を実施しました。

町に比べれば涼しい六ノ里も真夏の暑さで大変でしたが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

今回は、町からご協力いただいた方が4名、「六ノ里」の方が3名の合計7名の方に参加いただけました。

それでは、当日の様子を紹介する前に、まずは前回以降の経緯からご紹介いたします。

なお、前回実施後、芽が出て鳥害対策で不織布を敷いた所までは、第3回目の実施報告の<追記>に載せましたので、それ以降の内容になります。

<8月4日:種蒔き6日目>

双葉が出揃ってきました。

まだ出ていない所もありますが、おいおい出て来ると思います。

<8月7日:種蒔き9日目>

ほぼ全体が出揃いました。

密度の多い部分は間引きも考えましたが、筋蒔きですので、このままいきます。

<8月10日:種蒔き12日目>

順調に大きくなってきてます。

が、一部、何者かに食われてます!!!!

多分、野うさぎだと思われますので、鹿除け網の下部に目の細かい網を追加しました。

<8月16日:種蒔き14日目>

台風7号の翌日の様子です。
まずは多くの地域で大雨の被害が出ていて、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

私たちの蕎麦畑も風で倒れたうえに、大雨で冠水してしまいました。
雨量が多かったのに加え、来年実施する上の耕地からも土中を通って斜面下に水が染み出して来てました。
ですので、急遽、追加で排水溝を掘って排水させました。

<8月17日:種蒔き15日目>

排水処置の翌日の様子。

蕎麦は雨に弱い作物ですので凄く心配していましたが、排水処置が早かったのと水捌けの良い耕地のおかげで、この様に復活してきてます。

風で倒れて、中には茎が折れているものもありましたが、枯れる事無く起き上がって来てます!!!

<8月19日:種蒔き17日目>

ここからが第4回目の当日の様子です。
草取り班と草刈り班に別れて作業しました。

草取り班の様子。

台風の大雨からまだ数日で耕地はぬかるんでいる所がありますので、そこを避けて畝や鹿除け網の周りの草取りを行いました。

草刈り班の様子。
耕地に面した斜面に加え、来年実施する部分の草刈りも行いました。

本来は来年までに行えば良いのですが、上に書きました様に、ここに溜まった水が土中を通って浸み出して来てます。
なので何かしらの対策を行いたいと思い、まずは一面に生えている草刈りから行なったという訳です。

休憩中の様子。

この日も非常に暑かったので、こまめに休憩をとりながら行いました。
休憩中は、作業に関してだけでなく、色々な話が出て来るので面白いです。

作業の終わった蕎麦畑の様子。
畝や鹿除け網周りの草も無くなりましたし、畑に面した斜面の草もスッキリしました。

草刈りを終えた上の段の様子。

ここに何処から水が入って来るのかを調べて、対策を行いたいと思ってます。

作業後には参加いただいた皆さんと記念撮影。
(写真撮影者と、残念ながら用事で帰られた方の2名が入ってません。)
参加いただいた皆様、前回にも増して非常に暑い中、誠に有り難うございました。

別の場所でテストで蒔いた所はもう花が咲いていますので、ここも9月の頭には蕎麦の花畑になると思えます。

花盛りの頃を狙って、第5回目として畝や周辺の草取りと周辺の草刈りを行いたいと思っています。

また、こちらで案内させていただきますので、是非ともご協力をお願いいたします!

源蔵寺棚田再生 第3回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第3回目」を実施しましたので、紹介してみたいと思います。

*8月1日付けで<追記:芽が出ました>を加えました。

普段は町に比べて涼しい六ノ里も、ここ数日は暑さの厳しい日が続いてました。
暑さで大変でしたが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

今回は、町からご協力いただいた方が4名、「六ノ里」の方が5名、それに加えて東京の自由学園の生徒と先生の方々、合計25名と多くの方に参加いただけました。
参加いただいた皆様、非常に暑い中、誠に有り難うございました。

それでは、まずは第3回目を迎えるにあたっての事前作業から紹介いたします。

第2回目終了後〜7月21日

第2回目で耕地の中の雑木、茅、雑草の根、伸びて来た竹の地下茎を撤去しました。
第3回に向けては、それらを片付けを行い、さらに、まだ土中に残った根を除去する目的も兼ね、耕運機で4往復の耕起を行いました。

7月26日
六ノ里の「しらおシマダファーム」さんのご協力で、畝立てを行いました。

蕎麦は耕地にそのまま撒く方法も有りますが、蕎麦は水を嫌いますので、元々が田んぼのこの場所では大雨の際の冠水を回避すべく畝立てして行います。

予定では2畝半の畝が出来ると思ってましたが、写真の様に3畝と少々も出来ました!

さて、ここからが第3回目、当日の様子です。

町からの応援の方々と地元の方々は、六ノ里集会所に集合。
今回も継続参加の皆さんでしたので、ガイダンスは省略し現地に移動しました。

自由学園の皆さんは「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」を通って徒歩で来られますが、まだ到着されてなかったので、来られるまで耕地に影を落とすクルミの木の枝を六ノ里の参加者の方に切ってもらいました。

ほどなく自由学園の皆さんが到着したので、生徒さん向けに簡単なガイダンスを行い、その後、2組に分かれて作業に入ります。

生徒さんたちの組は、蕎麦の種蒔きを行っていただきました。

まず、種蒔き担当から、やり方を伝えてもらいます。

具体的な方法は、

まず、農作業に使う支柱(太い物)を畝に押し付けて溝を作ります。

次に、蕎麦を紙コップに入れた物を配り、出来た溝に蕎麦の実を蒔いて、それから手で軽く土を被せます。

町からの応援の方々と先生方の組は、鹿除け網の支柱作りを行なっていただきました。

周辺に生えている竹を切って、作業スペースに運びます。

運んだ竹の枝をナタではらって見本を元に必要な長さに切り、はらった枝と余分な部分は指定箇所に片付けていただきました。

非常に暑い日でしたので、熱中症対策で1時間作業したら休憩をとりました。

その際、地元の人、町からの応援の方々、生徒さん達、先生方、分け隔て無く交流していただけた様です。

休憩の後は鹿除け網の設置を行いました。

事前に支柱の位置に杭を打っておきましたので、そこに竹で作った支柱を縛り付けていき、その後、鹿除け網を支柱に付けていきました。
(鹿除け網取付の際の写真は、私が中心で行いましたので撮れてません。)

全ての作業終了後に、参加者全員で記念撮影を行いました。
凄く暑くて大変でしたが、作業を終えて満足そうな皆さんでした。

特に自由学園の生徒さん方には、普段、経験出来ない様な事が体験でき、見聞き出来ない話も聞けたので、良い経験になったのではと思います。

これが完成した写真です。

別の場所でテストで蒔いた結果では、大体3日くらいで発芽して来てます。
その際に鳥が新芽を食べに来るので、発芽までに対策を施す予定です。

次回は8月19日(土)、予備日8月20日(日)で畝間の草取りや周辺の草刈りを予定しています。

暑い時期の農作業ですので、楽ではありませんが、仲間と一緒に汗を流すのも作業後の達成感もなかなか素晴らしい物です。

多くの方のご協力をお待ちしております。

8月1日 <追記:芽が出ました>

種蒔きしてから3日目、もう芽が出て来ました!!

筋巻きしたので1列に芽が出て来てます!

芽が出て直ぐは、上の写真の様に「蕎麦殻」を被ってます。
この状態は鳥達にとっては「蕎麦の実」に見えるのでしょう。
実際、テストで植えた物は、ほとんどが食べられてしまいました。

ですので、蕎麦殻が落ちて双葉になるまで不織布を掛けておきます。
双葉が出揃ったら、混み入った所は間引きを行います。

双葉が出揃うのが楽しみです!

源蔵寺棚田再生 第2回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第2回目」を実施しました。
当日は梅雨とは思えぬ良い天気で暑くて大変でしたが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

今回は、町からご協力いただいた方が4名、「六ノ里」の方が4名、合計8名でした。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

それでは、その様子を紹介してみたいと思いますが、まずは第2回目を迎えるにあたっての事前作業から紹介いたします。

第1回目で、耕地表面の刈った茅や雑草を撤去しましたが、耕地の中には長年蔓延ってきた雑木や茅や雑草の根、奥から伸びて来た竹の根が残ってます。

これらを人力で撤去するのは大変なので、重機を用いて全面を起しています。

また当日までに『どの様に耕地から根を除去するのが効率が良いか』と除去方法をいろいろと試しています。(黒い部分が試してみた所)

当日の朝、前回同様に六ノ里集会所に集合し、受付を実施。
今回は新しく参加された方が居られませんでしたので、趣旨説明は省略し現地へ移動。

作業を始めるにあたって、今回の作業のやり方や注意点を「ふるさと指導員」が実際に行なって説明します。

今回行った方法は、アメリカンレーキで浅く耕す様にし、その後、土中を引くと根が取れるという具合です。

アメリカンレーキで根を引っ掻き出す人と、出て来た根を集める人の二人1組で作業開始。

当日は梅雨の晴れ間とはいえ物凄く暑かったので『1時間作業したら休憩』と熱中症対策をして行いました。

写真は1時間作業後の様子ですが、なかなか良いペースで進んでます。

しっかり休憩しクールダウン後、残りを始めます。

開催案内には、畔に除けた茅の根を撤去としていましたが、多くの作土が付いていて重いですし、また作土を捨ててしまうのは勿体無いので、このままもっと乾かして作土を落としてから撤去する事にしてます。

12時になりましたので、本日の作業は終了。
人数が少なく完了出来るか?と心配でしたが、無事に予定範囲を完了出来ました。

全体で、これだけの雑草の根を取り出す事が出来ました。
これらや畔の茅の根は、次回までに撤去しておきます。

作業後に参加者で記念撮影。(1名の方が都合により撮影前に退出)
参加協力いただいた皆様、誠に有り難うございました。

記念撮影後、希望者の方と「そば茶寮文福笠井白鳥店」にて昼食。
午後の六ノ里散策は、参加いただいた方、それぞれのご都合で行いませんでした。

次回は7月29日に第3回目として、蕎麦の種蒔きと鹿除けネット設置を行なう予定です。
またこちらのサイトで募集案内を行いますので、ぜひ皆様のご協力をお願い致します。
(協力のご連絡はページトップの「参加申込み」からお願いいたします。)


<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>