R6源蔵寺棚田再生 第4回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第4回目」を実施しました。
東海地方も梅雨明けして暑い日が続いており、実施日当日も例年以上の暑い日でしたが、細かく休憩を取りつつ無事に作業を行う事が出来ました。

今回の参加者は、町からの一般のご協力者の方が4名、東京の自由学園の方々が21名、岐阜の東海学院大学の方々が15名、東海農政局の方々が7名、「六ノ里」の方が5名、合計56名と多くの方に参加協力いただけました。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

当日の様子を紹介する前に、事前準備の様子を紹介しておきます。

第3回目で茅の根、雑草の根の圃場外への除去を行いましたが、終わりませんでした。
翌日からスタッフと六ノ里の有志により、水草系雑草の根の処理を行なって来ました。

写真の様に水草系雑草の根が作土を多く含んでいるので、このまま圃場の外に搬出すると大事な作土を捨ててしまう事になりますので、それは出来ません。

そこで根気よく根を掘り起こして、作土と根を分けていきます。
すると写真の様に水草系雑草の根がいっぱい出て来ました。

これを1週間半ほど行い、この様に畝立て前のトラクター耕起まで何とか漕ぎ着けましたが、第4回目の数日前より雷雨が続いて、非常に残念で悔しいのですが、開催日までに畝立ての準備が出来ませんでした。

畝が出来て無いと種蒔きが出来ません。
しかし自由学園の生徒さん達には「蕎麦の種蒔き実習」を行なってもらいますので、出来ないでは困ります。

そこで保険として昨年行った圃場に畝立てを行ってますので、今年の実習はこちらで行ってもらう事にしました。

では、ここから当日の様子を紹介していきたいと思います。

写真提供:松川哲也氏

いつもの様に、六ノ里集会所に集合です。
今回は多くの方に参加協力いただいたので、全員が写真に写っていません。

自由学園の皆さんは「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」を歩いて現地集合なので、その旨を主催者からお話しさせていただき、早速現地に向かいます。

写真提供:松川哲也氏

現地に着いて道具類を下ろして準備していると、程なく自由学園の皆さんが到着されました。

写真提供:松川哲也氏

全員が揃ったところで「ふるさと指導員」から本日の作業の概要を説明し、自由学園、東海学院大学、東海農政局、各々簡単に紹介をしていただきました。

その後、種蒔き班(自由学園の方々)と支柱作り班(東海学院大学と東海農政局の方々)に別れていただきました。

一般の参加協力の方々は常連の皆さんでしたので、今回はスタッフの補助をしていただきました。

写真提供:松川哲也氏

この日、畝立て用にトラクターでの耕起を六ノ里棚田米生産組合の方に行っていただいてましたので、その様子も参加者の方に説明し見学していただきました。

では、実際の作業の様子を紹介してまいります。
まずは蕎麦の種蒔き班の様子から。

写真提供:松川哲也氏

今年も「スジ蒔き」で行います。
4人1グループに分かれて、作業していただきます。

まず、スタッフが実際に種蒔きの仕方をやって見せて、作業の仕方や注意点を覚えていただきます。

具体的な作業方法は、まずイボ竹(農業用の支柱 直径16mm、長さ120cm)を畝の上に押し付けて、種を蒔く溝を作ります。
次に、出来た溝に紙コップに入れた蕎麦の実をつまんで入れていきます。

その後は土を掛けていくのですが、今年はここまで出来たらスタッフに確認してもらう様にしています。

と言うのは、昨年「撒く量」が分かりにくかった様子だったので、スタッフが確認する事で適量が撒かれる様にしました。
*多いと発芽した後に間引きが必要ですし、少ないと発芽しなかった所が出来ます。

説明が終わったら、グループごとに分かれて作業していただきました。
その際スタッフは各グループを見て回り、質問に答えたりアドバイスしたりしました。

写真提供:松川哲也氏

イボ竹を押し付けて出来た溝に、蕎麦の実を蒔く様子です。

一通り蒔けたらスタッフが蒔き具合を確認し、土の掛け方を行って見せて、参加協力の方々に実際に行ってもらいました。

写真提供:松川哲也氏

生徒さんだけで無く、先生がたも一緒に蒔いてくださいました。
生徒さん達と先生が一緒に作業に取り組む姿、本当に素晴らしいと思えます。

ここからは鹿避け網の支柱作り班の様子です。

今年は、ここの竹を使って作ります。

ここも元々は田んぼだったのですが、竹が侵食して来てます。
このままでは竹林になってしまいますので、その処置も兼ねて、です。

まずどの様に作るのかを「ふるさと指導員」から説明し、指導する方を紹介して実際に作業に入りました。

写真提供:松川哲也氏

伐採するのは危険が伴います。
特に竹は弾力が強く、伐採後に跳ね上がる危険性が高いので、経験ある指導者の方に切っていただきました。

写真提供:松川哲也氏

伐採された竹は、適度な太さの所で支柱の長さに切ってから、竹の枝を払って(取り除いて)いきました。
払った枝は、手の空いた方に指定場所に運んでもらいました。

この様な里山の生活で行われる作業のノウハウは、六ノ里のお父さん方が多くお持ちです。
トラクター耕起を終えた棚田米生産組合の方が飛び入りで、取り扱いを間違うと怪我をするナタやノコギリを使わず、切った竹を使う「枝の払い方」を指導してくださいました。

写真提供:松川哲也氏

支柱は22本作成する予定でしたが、どんどん竹が侵食して来ているので、邪魔な竹も切っていただきました。
また、遊歩道に枝が侵食して来ている邪魔な自然生えの胡桃の木も切っていただき、その片付けも参加協力いただいた方に手伝っていただきました。

それから今年の圃場に関して、重要な作業をお願いしていました。

それは圃場周辺の草刈りです。
種蒔きして鹿避け網を張りますと、なかなか草刈りが大変なところもあります。

本来なら常連の参加協力者の中で草刈機を使える方数人で行う作業ですが、今回は生徒や学生さんの数が多く、そちらへの対応で人手が裂けません。

そこで、申し訳ありませんが、常連の「草刈りのスペシャリスト」とも言える方お一人で対応願いました。
単独作業にも関わらず、完璧にこなしてくださいました。

種蒔きが終わり、鹿避け網の支柱を取付終えたところ。
ここで本日の作業は終了です。

暑い中、多くの方に参加協力いただき、本来の場所ではありませんが種蒔き、鹿避け網の支柱作りと設置を行う事が出来ました。

作業後は、それぞれに歓談しながら片付けをして解散となりました。
いつもなら集合写真を撮るのですが、諸事情により撮り逃してしまいました。

数日すると芽が出て来ます。
その様子はインスタグラムで紹介していきたいと思います。

以上、第4回目の実施報告でした。

次回、第5回目は8月17日(予備日19日)に、畝間の草取り・周辺の草刈りを行なう予定です。
またこちらのサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、協力のご連絡をお待ちしてます!


<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

<追記>
翌日以降のスタッフによる作業の様子を追記してまいります。

◯ 実施日の午後

せっかく種蒔きをした所を、ニホンジカやカモシカが侵入して荒らされると困りますので、鹿避け網を設置しました。

昨年は、この作業まで自由学園の方々に手伝っていただきましたが、冒頭に書きました様に、急遽昨年実施の圃場で種蒔きを行いましたので、鹿避け網は昨年使用した物になります。

巻いてしまっておいたので、伸ばす際に絡まったりして新品の様には簡単には張れません。
なので、有志の方に手伝っていただきスタッフで張りました。

◯7月28日:開催日翌日

昨日、畝立て用のトラクター耕起をしていただいたので、畝立てを行いました。

今年の圃場は中央部分が膨らんだ異形なので、ピンクのテープ(鹿避け用のテープ)でガイド線を作りました。

それに沿って、畝立て専用機で畝を立てていきます。

トラクター耕起を行ってますが心土(作土の下の層)との境に大きな石が隠れていて、それに畝立て専用機が引っかかって真っ直ぐには出来ません。
また場所によっては作土が少なく、完全な畝になりません。

そこで機械による畝立て後に、レーキ(トンボ)を用いて畝の修正を行います。
この作業も有志の方に手伝っていただき、無事に畝立てが完了しました。

◯7月29日

天気が良く地面の温度が高いので、今年テスト的に夏蕎麦を栽培していた「そば茶寮文福笠井さん下」に耕起→畝立て→秋蕎麦の種蒔きを行い、地温が下がった夕方からの実施です。

夕方まで種蒔きを行いますので、鹿避け網の設置は明日になりましたが、朝、圃場の確認をして鹿などの侵入の痕跡が無かったので大丈夫だと思います。

昨日作った畝に、種蒔き機を使って種蒔きを行いました。

種蒔き機は割と真っ直ぐに蒔いて行けるのですが、昨日立てた畝が曲がってますので、畝上から逸脱しない様に神経を使いました。

少し深めに蒔いてますので、多分、4〜6日後には芽が出ると思います。

◯7月31日

本日、今年の圃場に鹿避け網を設置しました。

午前中に鹿避け網用の支柱を設置。

午後から鹿避け網を設置。

27日にみんなで種蒔きした圃場は、

昨日より、チラホラ芽が出て来てます!(種蒔き3日目)

そして、これが今日の様子。

出て来た芽は蕎麦殻をかぶっているので、それを種だと思って鳩やカラスが啄みに来ます。
ですので、明日、不織布を掛けます。

◯8月1日

鳥対策の不織布を掛けました。

不織布の下では、双葉が出て来ています。
全体が大体出揃ったら、不織布は撤去ですが、その前にウサギ対策で目の細かい獣害対策網を鹿避け網の下部に前週にわたって設置します。

7月29日に蒔いた今年の圃場では、8月2日、種蒔き後4日目に一斉に芽が出て来てます。

こちらの圃場は機械で深めに蒔いたので、夏蕎麦の経験上、芽が出る際に蕎麦殻が落ちて出て来るので、鳥対策の不織布は不要と思っていますが、場合によっては設置するかもしれません。

以上で、第4回目以降の様子をお伝えするのは終了といたします。
この後は、別ページにて第5回目のご案内をしてまいります。

皆様のご協力をお待ちしております。

R6源蔵寺棚田再生 第4回目のご案内

源蔵寺棚田の再生」の第4回目を、以下にて行います。

・開催日
7月27日(土)(27日が天候不順の場合、予備日:7月28日(日))
*ただし天候不順の場合は、蕎麦の種蒔きは行えませんので、他の作業となります。

・当日のスケジュール
9:00 集合 〜 12:00 作業終了
 *多少の延長の可能性あります。
12:30 昼食(蕎麦屋笠井*ご希望の方のみ)

・作業内容
 1:蕎麦の種蒔き
 2:鹿除け網の支柱製作(竹を切って作ります)
 3:周辺の草刈り

・服装
汚れても良い服装、長靴、農作業手袋、帽子、飲み物

・有ると良い物
ノコギリ、なた、剪定ばさみ(鹿除けあみの支柱作りに使用)
草刈機(普段使われてる方のみ)*草刈機の燃料は用意してあります。
その他、各自で使えるかと思われる物

なお、この計画は参加時の事故・怪我等は自己責任となります
また、お礼等も出来ないと思います。重ねて申し訳ありません。

興味を持たれてお手伝いいただける方は、メニューの「参加申込み」より記載の<注意事項>をご承諾の上ご連絡ください。
詳細を追ってご連絡させていただきます。

<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

<追記>

27日の種蒔きに向けて、前回の残りを鋭意開墾中です。

R6源蔵寺棚田再生 第3回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第3回目」を実施しました。
昨日、東海地方も梅雨入りして『天気は大丈夫か?』と心配していましたが、何とか曇り空で、作業を行う事が出来ました。

今回の参加者は、町からご協力いただいた方が4名、「六ノ里」の方が3名、合計7名でした。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

当日の様子を紹介する前に、事前準備の様子を紹介しておきます。

先日、第3回目に向けて、重機にて耕地の中の雑木や竹を抜根し、茅や雑草の塊を起こしていただきました。

本日の作業は、これらの耕地からの撤去となります。

それではここから、当日の様子を紹介してみたいと思います。

まずは六ノ里集会所に集合です。

来てくださった方々に今日の作業内容について簡単に説明し、時間になりましたら現地に向かいます。

現地に向かう途中に、そば茶寮文福笠井さん下を通りますので「夏蕎麦」の現在の状況を参加者の方にも見ていただけたと思います。

現地に着きまして、それぞれ作業準備が終わりましたら、「ふるさと指導員」が今日の作業の方法を実際に行なって、

参加者の方々に見て、作業の要領を分かっていただきます。

作業の最初は、まず、この雑木と竹の耕地からの撤去です。

それぞれに手で耕地の外の指定場所に持って撤去していきます。

木の根はまだ良いのですが、竹の根は細かい根が土を抱いていて重いので、地面に叩き付ける等をして、土を落としてから運びました。

その後は、重機で起こして逆さに伏せてある茅や雑草の根を、レーキや備中鍬で起こして土を落としてから、小さな物は箕に入れて耕地の外に搬出していきます。
大きな茅や雑草の根は、畦の側に伏せて置いておき、後日、スタッフにて撤去とします。

この作業は、レーキ等で起こして土を落とす人と、箕に入れて搬出する人の2人1組で行いました。

作業の様子を上から撮ってみました。

この写真を撮った開始1時間過ぎの時点で、全体の1/4ほどの進行具合です。

曇り空ではありますが蒸し暑く、また作業自体が重労働ですので、しっかり休憩をとりながら行います。

参加者の皆さん、それぞれに頑張って作業を行っていただき、12時となりましたので本日の作業は終了とします。

最後に参加者の方々と記念撮影して、解散といたしました。

作業後に、上から耕地を見た写真です。

耕地全体の1/3しか終わって無いですが、実は、今日の作業が源蔵寺棚田再生の中でも一番大変で、そして、今後の畝立て、種蒔きに大きく影響する作業なのです。

ですので、今日中の完成は望まず、『無理せず出来る所まで』の心持ちで進めました。
残りの部分に関しましては、次回、第4回目に向けて、スタッフにて進めてまいります。

以上、第3回目の実施報告でした。

次回、第4回目は7月27日に、種蒔き・鹿避け網設置を行なう予定です。
またこちらのサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、協力のご連絡をお待ちしてます!


<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

R6源蔵寺棚田再生 第3回目のご案内

源蔵寺棚田の再生」の第3回目を、以下にて行います。

近々梅雨入りするのではと思われ天候が心配ですが、以下の内容にて実施予定です。

*申込み締切は6月20日(水)です。

・開催日
6月22日(土)(22日が天候不順の場合、予備日:6月23日(日))

・当日のスケジュール
9:00 集合 〜 12:00 作業終了
 *多少の延長の可能性あります。

午後は希望の方が有れば、六ノ里散策を行います。

・作業内容
 1:茅の根はおこしてありますので、根の片付けをお願いします。
 2:レーキで雑草の根を集めて、圃場外への除去をお願いします。
 3:畔や作業道の草刈りをお願いします。

・服装
汚れても良い服装、長靴、農作業手袋、帽子

・有ると良い物
剪定バサミ(ツタや草の根を切るのに使用)
レーキ(草や根を集めるのに使用)
草刈機(普段使われてる方のみ)
その他、各自で使えるかと思われる物
*カマは5本、草刈機の燃料は用意してあります。

なお、この計画は参加時の事故・怪我等は自己責任となります
また、お礼等も出来ないと思います。重ねて申し訳ありません。

興味を持たれてお手伝いいただける方は、メニューの「参加申込み」より記載の<注意事項>をご承諾の上ご連絡ください。
詳細を追ってご連絡させていただきます。

<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

R6源蔵寺棚田再生 第2回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第2回目」を実施しました。
今回も良い天気で初夏を思わせる様な天気でしたが、無事に作業を行う事が出来ました。

今回の参加者は、町からご協力いただいた方が5名、「六ノ里」の方が3名、合計8名でした。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

当日の様子を紹介する前に、事前準備の様子も紹介しておきます。

先日、第2回目に向けて耕地の横に重機にて排水溝を掘っていただきました。

今週の木曜日に大雨が降りましたが、水が溜まる事もな無く乾いた状態でした。
これで水に弱い蕎麦の栽培を安心して行う事が出来ます。

それではここから、当日の様子を紹介してみたいと思います。

まずは六ノ里集会所に集合です。

来てくださった方々に今日の作業内容について簡単に説明し、時間になったので現地に向かいます。

現地到着し準備を終えたら、草刈り班はどんどん草を刈っていきます。

先々週の時点では、それほど草が伸びて無く『草刈り必要かな?』と思ってましたが、ここ最近で一気に伸びて来ました。

伸びた草を刈ると同時に、昨年までに枯れて積もった茅も起こして刈っていきます。

搬出班は刈った茅や雑草をアメリカンレーキで集め、耕地の外に運び出していきます。

そのまま耕して肥料にしてしまえれば良いのですが、この後の重機での抜根の際に邪魔になるので面倒ですが搬出するのです。

この後、1回目の休憩を取りました。

休憩後、引き続き作業を進めていきます。
この時点で、草刈りは奥に見える部分のみになってます。

搬出作業もどんどん進み、こんなに綺麗に片付いて来てます!

ここで2回目の休憩を取ります。

5月とはいえ気温が25度を越えていますので、熱中症対策が重要です!!

昨年同様、写真の木陰で十分な休憩とこまめな水分補給を行います。
この時期も木陰は涼しく、疲れた身体を癒してくれます。

休憩後に、引き続き刈った草の搬出を行い、ほとんど片付きました。

写真では分かりにくいのですが、緑の草の所が搬出した大量の雑草です。

草刈り班は昨年実施した所との境の斜面や、周辺部分の草刈りも行いました。

時間になりましたので、作業を終えて集合写真を撮ります。
参加・ご協力いただいた皆様、お疲れ様でした。

上の広場からの全景。

荒れた土地が、少しずつですが耕地らしくなって来てます。
次回迄に、残っている茅の株や雑木の撤去を重機にて行います。

以上、第2回目の実施報告でした。

次回は第3回目は6月22日に、抜根した茅や雑木の根の搬出と、土中に残る雑草の根の除去、周辺の草刈りを行なう予定です。
またこちらのサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、協力のご連絡をお待ちしてます!


<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

R6源蔵寺棚田再生 第2回目のご案内

先日ご紹介しました「源蔵寺棚田の再生」の第2回目を、以下にて行います。

*申込み締切は5月15日(水)です。

・開催日
5月18日(土)(18日が天候不順の場合、予備日:5月19日(日))

・当日のスケジュール
9:00 集合 〜 12:00 作業終了 *多少の延長の可能性あります。
午後は希望の方は六ノ里散策を予定。

・作業内容
 1:今年実施圃場や周辺の草刈り
 2:排水路の修復(来年実施箇所)
 3:雑木、刈った茅の搬出。

・服装
汚れても良い服装、長靴、農作業手袋、帽子

・有ると良い物
鍬(排水路の修復)
剪定バサミ(ツタを切るのに使用)
草刈機(普段使われてる方のみ)
その他、各自で使えるかと思われる物

なお、この計画は参加時の事故・怪我等は自己責任となります
また、お礼等も出来ないと思います。重ねて申し訳ありません。

興味を持たれてお手伝いいただける方は、メニューの「参加申込み」より記載の<注意事項>をご承諾の上ご連絡ください。
詳細を追ってご連絡させていただきます。

<追記>

先日、重機にて今年実施箇所に排水溝を施工いただきました。
これで安心して蕎麦の栽培を行えます。

<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

R6源蔵寺棚田再生 第1回目 実施結果

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第1回目」を実施しました。
当日は良い天気で暑いくらいでしたが、無事に予定以上の作業を行う事が出来ました。

今回の参加者は、町からご協力いただいた方が5名、「六ノ里」の方が4名、合計9名でした。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

当日の様子を紹介する前に、事前準備の様子も紹介しておきます。

ここが今年実施する箇所ですが、昨年の箇所が全体に茅が生えていたのに対し、赤丸の部分は湿地状になってなのか茅が生えてません。
また、雨が降った後、赤丸部分を中心に水が溜まって残る事が多かったです。

水が出て来る理由を概念図にしてみました。

棚田再生を行なっている一番上に池として使っていた圃場が有ります。
今も用水から水が入ってますが排水出口が見当たらず、どうなっているのか調べてみますと、畦の一部が切ってあって来年実施箇所に落ちていました。

また来年実施箇所には排水口が無く、上図の様に溜まった水が畦をオーバーフローと地中を潜って今年実施箇所に出て来る様です。

今年の箇所は、1回目の後排水溝を掘りますが、来年の事や大雨の際を考えると、根本的に一番上から対策を行う必要が有ります。

一番良いのは池に入る水を止めて池じゃ無くする事ですが、誰が使われていたかを色々な方に聞いてみましたが分かりませんでした。
尚、聞いた方たち全てからは、『池に入る水を止めれば良い』と言われました。

意見を聞いて止めても良いのですが問題になると嫌なので、とりあえず入る水量を絞って、そして別ルートでの排水を設定しました。

来年実施箇所を考えると、完全に水が入らない様にする必要が有ります。
なので、今後も使用者の調査は続けます。

それでは、当日の様子を紹介してみたいと思います。

昨年同様、六ノ里集会所に集合です。

来てくださった方々に今年もお願いしますの挨拶と、今日の作業内容について簡単に説明し、時間になったので現地に向かいます。

現地に到着し、各自、作業に必要な物を運んで作業準備中。
今年もこの広場を作業ベースとして使います。

作業開始前に、ここ源蔵寺棚田の規模の一部を参加者の方々に見てもらいます。

写真の真ん中辺りの石垣の段が作業ベースで、その下にも石垣が有るのが見てもらえると思います。
この状況が牛道川のそばまで続いています。

それぞれが元棚田なのですが、大体どこも大きな木が生えていて、圃場に戻すのは難しそうです。
何とか活かしたいのですが、今はアイディアが浮かびません。

尚、この先の季節は茅が蔓延って見通しが悪くなりますので、この景色は今しか見れません。

さて現場に戻って、今日の作業内容と段取りを説明します。

1:草刈班
斜面部分の雑木を伐採し、その後、昨年生えて枯れた茅類の草刈りを行い、その後、時間が有れば、来年実施箇所の茅類の草刈りも行います。

2:搬出班
今年の作業場所に、昨年伐採した雑木の残渣が有りますので、斜面部分の草刈り作業が終わるまでの間それを撤去してもらい、その後引き続き、斜面分のも撤去してもらいます。

<草刈班の作業の様子>
草刈機にて、どんどん刈っていきます。

雑木類は小型電動チェーンソーで伐採し、下の圃場に落としていきます。
その後、草刈機で茅も刈っていきます。

<搬出班の作業の様子>
まず昨年、伐採して放置していた雑木の残渣を搬出していきます。

搬出先は、写真左手中の石垣のすぐ横で少し距離が有りますが、皆さん、黙々と運んでくださってます。

1時間ほど作業して、休憩に入ります。

まだ夏の様な暑さでは有りませんが、そこそこ暑く汗もかきますので、水分補給の休憩を取ります。

休憩前までに終わった現場の様子。

斜面の雑木、茅の処理は終わりました。
圃場の茅の株は刈ってしまうと重機で抜根する際に分かりにくいので、今回はこのまま。

ピンクに見えるのは、この先重機で抜根する際の目印のテープ。
雑木の根元部分に巻いてあります。

では、休憩後、作業を続けます。

斜面から圃場に落とした雑木は、その場である程度細かくし、茅と共に搬出されます。

搬出の様子の写真。
機械が使えないので全て人力です。
皆さん頑張ってくださいますので、どんどん片付いていきます。

地元のお父さんの提案で、道沿いの荒れた桑畑の木の伐採も行う事に。
伐採にあたって、どう切れば具合が良いかと手順を確認中。

先日、この方を通して地権者に伐採許可をいただいてました。
他の作業の人手が足りてましたので、急遽、伐採して頂ける事になりました。

小一時間程で、全て伐採終了。

後は、薪に使える部分と廃棄する枝先に分別して片付けるのですが、これに関しては後日、少しづつ行う予定です。

草刈班は予定箇所が終了してましたので、来年実施箇所を行う事に。

枯れた茅類は、草刈機で刈っておきます。
雑木は分かりやすい様に高めに伐採し、ある程度に切って畦に上げておきました。

斜面部分も少し刈ります。

『来年の所だから、来年すれば良いのでは?』と思いますが、茅や雑木がそのままだと、せっかく開墾して蕎麦を育てているのが道から見えにくいのです。

今日は途中までですが、この理由で、時間を見て続けるつもりです。

作業を終えての記念撮影。(撮影者は私です。)

昨年から引き続きの方が主体ですが、皆さん手慣れておられ、最強のメンバーです。
皆さん、ご協力ありがとうございました!

昼食後は希望者の方と六ノ里散策の予定でしたが、この日、六ノ里内に有る光雲寺で花祭りが開催されていると聞き、急遽、その見学に変更しました。

六ノ里を紹介する目的での散策ですので、いつもの自然の紹介では無く、六ノ里住民との触れ合いや文化を伝えるにも良い機会だったと思います。

以上が第1回目の実施報告です。

次回は第2回目は5月18日に、草刈りと竹伐採とそれらの搬出を行なう予定です。
またこちらのサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、協力のご連絡をお待ちしてます!


<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

R6源蔵寺棚田再生 第1回目のご案内

前回ご紹介しました「源蔵寺棚田の再生」の第1回目を、以下にて行います。

*申込み締切は4月17日(水)です。

・開催日
4月20日(土)(20日が天候不順の場合、予備日:4月21日(日))

・当日のスケジュール
9:00 集合 〜 12:00 作業終了 *多少の延長の可能性あります。
午後は希望の方は六ノ里散策を予定。

・作業内容
 1:斜面や周辺の茅の草刈り
 2:排水路の修復
 3:雑木、刈った茅の搬出。

・有ると良い物
鍬(排水路の修復)
剪定バサミ(ツタを切るのに使用)
草刈機(普段使われてる方のみ)
その他、各自で使えるかと思われる物

なお、この計画は参加時の事故・怪我等は自己責任となります
また、お礼等も出来ないと思います。重ねて申し訳ありません。

興味を持たれてお手伝いいただける方は、メニューの「参加申込み」より記載の<注意事項>をご承諾の上ご連絡ください。
詳細を追ってご連絡させていただきます。

<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

R6年度 源蔵寺棚田再生のご案内

こんにちは、「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」です。

本日は表題通り、R6年度の「源蔵寺棚田の再生」のご案内をさせていただきます。

本計画は、2021年に整備を行った「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」沿いの荒れた耕地を『農地として復活出来ないか』と考え、地元の方々だけで無く、町からの方々にも参加いただいて、みんなで一緒に昨年(2023年)から耕作放棄地の再生を行っています。
(実施の趣旨や作業の様子はこちら「記事一覧」からご覧ください。)

皆様のおかげで、この様に荒れ果てていた耕作放棄地が、

この様に、立派な耕地として蘇りました。
(昨年、参加いただいた皆様には、誠に有難うございました。)

そして、これは主催者としても予想外だったのですが、源蔵寺の気候が蕎麦栽培に合っていたのか、地元の「そば茶寮文福笠井」さんをして『極最高品質』と言わせる蕎麦を収穫する事が出来ました。

さて、それでは本年度の計画内容について、ご説明いたします。

今年も昨年同様、県の「ふるさと水と土指導員」の制度を活用し、荒れた耕地を再生して蕎麦を育てます。

実施箇所は、昨年実施した耕地の一段上の、ここを行います。

そして、収穫後には昨年同様「六ノ里楽市」を開催し採れた蕎麦を味わいます。
(今年も「そば茶寮文福笠井」さんに、協力をお願いしてあります。)

スケジュールとしましては、

1:4月20日・・・周辺の茅刈り(南側土手面 等)
2:5月18日・・・茅、竹の搬出
3:6月22日・・・雑木、茅の根の除去、草刈り
4:7月27日・・・種蒔き、鹿避け網設置
5:8月17日・・・ウサギ避け網設置、草取り・草刈り
6:9月14日・・・草取り・草刈り
7:10月12日・・・刈り取り・島立て
8:10月26日・・・脱穀
9:11月3日・・・収穫祭(六ノ里楽市)として蕎麦試食、蕎麦打ち体験(有料)

日にちは今の所の暫定ですが、こんな感じで土日のどちらかで行うつもりです。
詳しい日時と作業内容は、決まり次第このサイトにて発表いたします。

なお、この計画は誠に申し訳ありませんが、参加時の事故・怪我等は自己責任となります。
また、お礼等も出来ないと思います。

この様な勝手な申し出では有りますが、それでも『協力してやっても良いぞ』と思われたら参加申込みから、そこに記載の<注意事項>をご承諾の上ご連絡ください。

ご協力の申し出をいただけたら、スケジュール毎に、詳しい日時と作業内容ご連絡差し上げます。

景観を良くする活動と、自分達で手掛けた蕎麦を味わう達成感。
あなたも六ノ里の仲間になって、一緒に楽しみませんか?

皆様のご参加をお待ちしてます。

<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

昨年は多くの方にお手伝い頂き、誠に有難うございました。

昨年の春、こんな荒れ果てた状態でしたが、

この様に、農地として再生する事が出来ました。

そして、参加いただいた皆様と育てた蕎麦は、地元の蕎麦屋さんも絶賛する素晴らしい品質となり、

「六ノ里楽市」と銘打った収穫祭を行う事も出来ました。

今年は昨年の上の段、写真の場所を行います。

4月からのスタートを予定してますので、日程が近くなりましたら、こちらやInstagramにて募集の掲示をさせていただきます。

自然いっぱいの六ノ里で、一緒に蕎麦を育てませんか?
多くの皆様のご参加・ご協力をお待ちしております。
なにとぞ宜しくお願いいたします。

<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>