ご案内していました「源蔵寺棚田の再生 第3回目」を実施しましたので、紹介してみたいと思います。
普段は町に比べて涼しい六ノ里も、ここ数日は暑さの厳しい日が続いてました。
暑さで大変でしたが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。
今回は、町からご協力いただいた方が4名、「六ノ里」の方が5名、それに加えて東京の自由学園の生徒と先生の方々、合計25名と多くの方に参加いただけました。
参加いただいた皆様、非常に暑い中、誠に有り難うございました。
それでは、まずは第3回目を迎えるにあたっての事前作業から紹介いたします。
第2回目終了後〜7月21日
第2回目で耕地の中の雑木、茅、雑草の根、伸びて来た竹の地下茎を撤去しました。
第3回に向けては、それらを片付けを行い、さらに、まだ土中に残った根を除去する目的も兼ね、耕運機で4往復の耕起を行いました。
7月26日
六ノ里の「しらおシマダファーム」さんのご協力で、畝立てを行いました。
蕎麦は耕地にそのまま撒く方法も有りますが、蕎麦は水を嫌いますので、元々が田んぼのこの場所では大雨の際の冠水を回避すべく畝立てして行います。
予定では2畝半の畝が出来ると思ってましたが、写真の様に3畝と少々も出来ました!
さて、ここからが第3回目、当日の様子です。
町からの応援の方々と地元の方々は、六ノ里集会所に集合。
今回も継続参加の皆さんでしたので、ガイダンスは省略し現地に移動しました。
自由学園の皆さんは「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」を通って徒歩で来られますが、まだ到着されてなかったので、来られるまで耕地に影を落とすクルミの木の枝を六ノ里の参加者の方に切ってもらいました。
ほどなく自由学園の皆さんが到着したので、生徒さん向けに簡単なガイダンスを行い、その後、2組に分かれて作業に入ります。
生徒さんたちの組は、蕎麦の種蒔きを行っていただきました。
まず、種蒔き担当から、やり方を伝えてもらいます。
具体的な方法は、
まず、農作業に使う支柱(太い物)を畝に押し付けて溝を作ります。
次に、蕎麦を紙コップに入れた物を配り、出来た溝に蕎麦の実を蒔いて、それから手で軽く土を被せます。
町からの応援の方々と先生方の組は、鹿除け網の支柱作りを行なっていただきました。
周辺に生えている竹を切って、作業スペースに運びます。
運んだ竹の枝をナタではらって見本を元に必要な長さに切り、はらった枝と余分な部分は指定箇所に片付けていただきました。
非常に暑い日でしたので、熱中症対策で1時間作業したら休憩をとりました。
その際、地元の人、町からの応援の方々、生徒さん達、先生方、分け隔て無く交流していただけた様です。
休憩の後は鹿除け網の設置を行いました。
事前に支柱の位置に杭を打っておきましたので、そこに竹で作った支柱を縛り付けていき、その後、鹿除け網を支柱に付けていきました。
(鹿除け網取付の際の写真は、私が中心で行いましたので撮れてません。)
全ての作業終了後に、参加者全員で記念撮影を行いました。
凄く暑くて大変でしたが、作業を終えて満足そうな皆さんでした。
特に自由学園の生徒さん方には、普段、経験出来ない様な事が体験でき、見聞き出来ない話も聞けたので、良い経験になったのではと思います。
これが完成した写真です。
別の場所でテストで蒔いた結果では、大体3日くらいで発芽して来てます。
その際に鳥が新芽を食べに来るので、発芽までに対策を施す予定です。
次回は8月19日(土)、予備日8月20日(日)で畝間の草取りや周辺の草刈りを予定しています。
暑い時期の農作業ですので、楽ではありませんが、仲間と一緒に汗を流すのも作業後の達成感もなかなか素晴らしい物です。
多くの方のご協力をお待ちしております。
8月1日 <追記:芽が出ました>
種蒔きしてから3日目、もう芽が出て来ました!!
筋巻きしたので1列に芽が出て来てます!
芽が出て直ぐは、上の写真の様に「蕎麦殻」を被ってます。
この状態は鳥達にとっては「蕎麦の実」に見えるのでしょう。
実際、テストで植えた物は、ほとんどが食べられてしまいました。
ですので、蕎麦殻が落ちて双葉になるまで不織布を掛けておきます。
双葉が出揃ったら、混み入った所は間引きを行います。
双葉が出揃うのが楽しみです!